新型熱処理炉導入

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

この度メタルヒートでは、第2工場に新しい設備を2基導入しました。
スペックは以下の通りです。

【対流加熱付き超大型ガス冷却式横型真空熱処理炉】
有効寸法:(高)1300mm × (幅)1300mm × (長)1650mm
積載量:1800kg/グロス
型式:NVF-1800-P-C-1
常用温度:1050℃(真空加熱)、150~850℃(対流加熱)
最高温度:1350℃

【熱風循環式電気炉】
有効寸法:(高)800mm × (幅)1000mm × (長)1200mm
積載量:500kg/グロス
型式:NEF-500-C
常用温度:150~350℃
最高温度:400℃

これらの新型熱処理炉の導入でこれまで以上の高品質、短納期を実現していきます。
ご期待下さい。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

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金属熱処理チャレンジャー講座

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
今回は、「金属熱処理チャレンジャー講座」についてお話します。

この講座は、中部金属熱処理協同組合主催で毎年9月~12月にかけて、約4ヶ月の長丁場で行われています。場所は、座学は名古屋大学、その他あいち産業科学技術総合センターや協力企業の工場での実習もあります。
当社でも「金属熱処理スクール」という外部企業向けの基礎講習を行っていますが、チャレンジャー講座はもう少し踏み込んだ内容の中級講座で、金属工学の基礎からより実践的な熱処理技術、現場実習など充実した内容となっています。
今年は、メタルヒートからも私が参加させて頂いているのですが、熱処理に対するロジックを基礎から学ぶ機会はなかなか得られるものでなく、非常に興味深い内容です。
日々行っている熱処理工程と結果との間にある金属組織の変化を原子レベルで理解するというのは、工程の組立にも大きく影響を与えてくれます。

あんまり数式や化学式が並んでいると眠くなる事もありますが、しっかり学んで、機会があればこの場でも少し内容の紹介ができればと思っています。
来年も開催される予定ですのでご興味がある方は、中部金属熱処理協同組合のホームページからチェックしてみて下さい。
http://www.chubu.or.jp/index.htm

それではまた来月。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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工場見学

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
私たちメタルヒートではホームページ上でもご案内している通り、これまで工場見学を積極的に受け入れて参りました。
世界一綺麗な熱処理工場を目指して、見た目だけではなく工程もクリーンに保つ取り組みをご覧いただく事がみなさまからの信頼を得る一番の方法と考えたからです。

その考えは今もなんら変わっていませんが、昨今はなかなかご覧いただく事が難しい場合も増えてきました。
それというのも機密性の高い量産部品の取扱いが増えてきたからです。これまでもお客様の利益を守る為、当然伏せるべき事は伏せてご案内させていただいておりましたが、量産部品の取扱い比率が増えてくる事により、より一層注意深く情報の管理を行っていかねばならなくなっています。

とはいえ工場を見学していただくことに関しては、今後も積極的に受け入れたいと考えております。
工場内ではみなさまに何かとお願いせねばならない事もございますが、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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PR動画を作成しました。

みなさん、こんにちは。
メタルヒートの新しいPR動画をYouTubeにアップしました。
制作期間1日、全編6分23秒の超大作()です。
下記のURLからご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=Pwh_Ob8DRTU

ホームページ上でも3月から、公開します。
http://www.metalheat.co.jp/
是非ご覧下さいませ。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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愛知県副知事来社

みなさん、こんにちは。
11月20日(木)愛知県の森岡仙太副知事、吉本明子副知事がメタルヒートにお越し下さいました。
金属熱処理スクールの授業をご覧になり、また工場の見学をしながら熱心にご質問もして頂きました。
ほんの短い時間ではありますが、メタルヒートの様々な取り組みをわずかながらもご理解頂けたのでないかと思います。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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ステンレス鋼の着色について

みなさん、こんにちは。
すっかり涼しくなり、過ごしやすくなりました。
急な気温の変化に体調をくずさぬ様にご注意下さい。

今回は、ステンレス鋼の固溶化熱処理で発生する代表的な不具合の一つ「着色」についてお話します。
以前にお話した固着や変形と共に着色不良は熱処理工程において発生しやすい不具合です。
真空やガスなどの雰囲気に不具合があった、油分などが付着したまま熱処理をおこなったなど様々な要因がありますが、ステンレス鋼で特に注意したいのは、鋭敏化温度に近い温度域で処理を行う場合です。
ステンレス鋼はCrの含有量が多い為、Crの析出する鋭敏化温度域で処理を行うと青味や黄味を帯びた色に変色します。鋭敏化温度を避けても比較的近い温度域では変色の可能性は飛躍的に高くなり、品質の安定は困難です。
機能的な制約がないなら、当然の事ながら規格内の温度域での処理が望ましいです。

それでは、今回はこの辺で。
また、来月もよろしくお願い致します。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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固溶化熱処理と保持時間その2

みなさん、こんにちは。
梅雨の季節になりました。
気温や湿度の上昇は人間にとっても不愉快ですが、錆びない鋼材ステンレスだって条件次第では錆、腐食が発生してしまうものです。
品質の管理にも注意したい時期です。

さて、前回の続きです。
固溶化熱処理の保持時間に関しては、
「25mmに対して1時間」
「1mmに対して1.5分」(薄板の場合)
という標準があります。
これを基にして、
①製品の形状、質量   (重量、サイズ、数量など)
②炉内の環境、雰囲気  (真空、各種ガス、大気など)
③設備の性能       (加熱・冷却の方法、炉の容量など)
④鋼材の元素量      (C、Cr、Niなどの含有量により延長する場合があります)
などの要件を考慮して決めています。
つまり、各熱処理メーカーが標準を基に自社設備に合わせた条件設定を行っているのです。
そこには、これまでの実績によって蓄積した知識や経験によるところも多くあります。
また、試作による評価から新たな条件設定をする事も常に行われています。
この様な事情から、各鋼種の保持時間に関して明確な一覧表を作成してしまう事はなかなか難しいのです。

今回はこれでおしまいです。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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固溶化熱処理の保持時間その1

みなさん、こんにちは。
昼間は気温も30℃を超えるようになってきました。
工場内も大変な暑さですが、この時期は体もまだ暑さに慣れておらずバテやすいのでしっかり水分補給など行って体調を整えたいですね。

さて、今回は固溶化熱処理を行う際の保持時間についてお話します。
オーステナイト系ステンレスの固溶化熱処理は、加工などで生じた内部応力の除去や組織の再結晶化を促す為に、鋼材を一定の温度域で(保持温度)、一定の時間保持する事した後急速に冷却する事です。
この保持時間は鋼材の種類毎に温度域が規定されており、ネットでも少し検索してみると鋼種毎に分かりやすく分類した表を見つける事ができると思います。
ところが保持温度に関してはそのような表のようなものはすぐには出てきません。
なぜでしょうか。
それは鋼材の大きさや形状、または使用する設備、炉内の環境などによって鋼材の中心部にまで均一に熱が達する時間に違いがあるからです。
では、おおよそどの様に保持時間を決めるのでしょう。

少し長くなりそうなので続きはまた次回でお話したいと思います。
それでは、来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

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社名変更しました

みなさん、こんにちは。
5月1日から社名を「株式会社メタルヒート」に変更しました。
今後とも変わらぬご愛顧の程、何卒よろしくお願い致します。

なお、下記のホームページもリニューアル及び新規にアップしました。
是非チェックしてみて下さい。

メタルヒート          http://www.metalheat.co.jp

超大物・長尺物        http://www.heat-treatment.jp

金属熱処理ソリューション  http://www.ht-solution.jp

熱処理スクール        http://www.metalheat-school.jp

メタルヒートエンジニアリング http://www.metalheat-eg.co.jp

こちらもよろしくお願い致します。

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オーステナイト系ステンレスの磁性

みなさん、こんにちは。
今回はオーステナイト系ステンレスの磁性について少し話します。

オーステナイト系ステンレスと他の系統のステンレスを見分けるのによく使われる方法として磁石にくっつくかで確認する事ができます。
これは、オーステナイト系のステンレスが磁石と付かない性質(非磁性)を持つ鋼材であり、他の系統(フェライト系、マルテンサイト系、二相系、析出硬化系)は磁石に付く性質(強磁性)を持つからです。
ですが、オーステナイト系ステンレスも冷間加工などによって応力が集中する場所にはわずかながら磁性を持つようになります。分かり易い言い方をすると、オーステナイト系ステンレスの板を曲げると曲げた箇所が磁石とくっつく様になるという事です。
これは、固溶化熱処理によって再度非磁性の性質に戻す事が可能です。
しかし、曲げた部分は加工硬化して硬くなるので、これを利用して製品を造る場合もあります。
一般的に曲げた部分は耐食性が下がる傾向がありますので、耐食性と硬さについては必要とする性能に対してのバランスの見極めが必要です。

それでは今回はここまでで、また来月もよろしくお願い致します。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

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