熱処理工程で発生する不具合の一つ「変色」について
酸化被膜を有する材料の場合、被膜の膜厚が厚くなることによって引き起こされる場合が多くあります。
具体的には、真空炉のリークや油分などが付着したまま熱処理を行った場合などはもちろん、工程上問題のないレベルでの雰囲気下でも変色は起こりえます。
膜厚が厚くなるほどに黄色（金色）から青みがかった色になり、濃い紫を経て最終的には黒くなります。
対策として、高真空雰囲気還元雰囲気や1000℃以上の高温域などでは、変色の可能性は低くなります。
また、一度変色してしまった材料であっても光輝性が改善される場合もあります。
ステンレス鋼の変色でお困りの方は、メタルヒートへご相談ください。
株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
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