熱処理炉内の温度分布

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
今年も猛暑が続きましたが、ようやく朝夕は少ししのぎやすくなってきました。
みさなんは体調を崩したりしませんでしたでしょうか。

さて、我々熱処理業者にとって、温度、特に炉内の温度管理は取り分け重要な管理項目です。
当社の真空炉は温調計(K熱電対)で炉内の温度を常時測定して、温度調節を行っておりますが、炉内の雰囲気温度と製品の実温度では誤差があります。
そして製品の質量が大きければ大きいほど誤差も大きくなります。
そこで、製品と雰囲気の温度にどの程度の誤差が生じているのか測定することが必要になる場合があります。

当社ではシース熱電対を使用して、製品の実温度測定を行うことが可能です。
最大10箇所の温度を同時に測定できるため、炉内の上下左右、中心などでの誤差も確認して、最適な熱処理条件を提示することが可能になります。

この炉内温度測定は、当社の設備だけでなく、出張しての測定業務も請け負っていますので、ご興味のある方はお気軽にご相談くださいませ。

それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 技術関連の話 | 熱処理炉内の温度分布 はコメントを受け付けていません

金属熱処理技能検定

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

さて、今年も金属熱処理技能検定の受検日が迫ってきました。
今年は1級5名、2級3名の計8名が当社から受検します。
暑い最中ですが、後悔の無いようにしっかりと勉強して臨んでもらいたいものです。
10月ごろには結果をお知らせできるかと思います。


それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 社内の話 | 金属熱処理技能検定 はコメントを受け付けていません

錆対策

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

さて、今年も梅雨時がやってきました。
毎年の事なのですが、この時期からの多湿には製品の保管に悩まされてしまいます。
せっかく空調の聞いた部屋で保管していても出荷の際に外に出した途端、結露してサビが発生してしまうようなこともままあり、防錆には気を遣わされます。

メタルヒートでは製品によって、防錆油、防錆紙、脱気しての封入や不活性ガスパージでの封入などなど様々な方法で対応可能です。
ご興味のある方は是非お問合わせ下さいませ。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 品質関連の話 | 錆対策 はコメントを受け付けていません

パーマロイ材の熱処理

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

さて、今回はパーマロイ材の熱処理についてお話します。
パーマロイは NiとFeを主成分とした軟質磁性材料です。
JIS規格でPBパーマロイとPCパーマロイに分類され、PCパーマロイの方がNiの含有量が多く、最高レベルの高い透磁率を得ることができます。

当社で パーマロイの熱処理をご依頼を頂く際に気づいたのは「水素雰囲気でなければ充分な磁気特性を得られない」と思い込んでいる方が意外と多くいらっしゃることです。
おそらく図面の指示などで水素雰囲気中での処理を要求されることが多いためなのでしょうが、真空雰囲気でも正しい条件で熱処理を行えば十分な磁気特性を得ることは可能です。

弊社では水素雰囲気、真空雰囲気のどちらでもパーマロイの熱処理に対応が可能です。
ご興味のある方は是非お問合わせ下さいませ。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 技術関連の話 | パーマロイ材の熱処理 はコメントを受け付けていません

チタン材の需要

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

最近の傾向としてチタンの熱処理に関するお問合せを頂くことが増えてきています。
航空機や医療、スポーツ用品などの分野では以前から使用頻度の高い材料でしたが、最近では自動車の電動化、リニアモーターカーや中には空飛ぶ自動車の開発などよりチタン製品の需要は高まってきています。
問合せを頂けることは当社としてはありがたいお話しなのですが、鉄鋼材料に比べて処理実績が少なく、知見の不足を実感することもあります。
特定のお客様と二人三脚で開発していく場合もありますが、その場合はお客様の利益を守るため、情報の展開ができないことが多々あり、当社独自での試作開発も行っております。

当社で独自に行っている試作開発に関しては情報として提供できるものもございますので、お気軽にお問合わせ下さい。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 技術関連の話 | チタン材の需要 はコメントを受け付けていません

磁気特性測定について

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

当社で、「B-Hアナライザ」を導入してより1年が経ちました。
「B-Hアナライザ」とは、飽和磁束密度、初透磁率、最大透磁率、保磁力など磁気特性を確認するための測定機器です。
それ以前も保磁力計(Hcメーター)を保有しておりましたが、電気自動車や航空機、リニアモーターカーの開発が進むに連れて、パーマロイなどの軟磁性材料、ステンレス鋼、チタン合金などの使用頻度が増えてきました。
特に鉄鋼材料を電気系統の側で使用する場合に磁気の有無(大小)は、正確に信号を伝える上で重要です。そのためこれらの材料の磁気特性管理に対してもお客様からの要求が増えています。
当社では検査機関へ依頼した場合の納期的、コスト的なロスをなくすため、また、磁気特性測定の知見を集積するためにこのような測定機器を導入しています。

今は、熱処理後の量産部品の磁気特性の測定業務に使用しておりますが、ご要望があれば測定業務のみでも承っておりますのでお気軽にお問合わせ下さい。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 技術関連の話 | 磁気特性測定について はコメントを受け付けていません

金属熱処理技能検定の結果

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
技能士検定の試験が行われました8月は異常な猛暑でしたが、すっかり涼しくなり過ごしやすくなってきました。
今年も無事1級1名、2級2名の合格者を出すことができ、これでメタルヒートでは
特級 1名
1級 9名
2級 19名
3級 2名
計31名の熱処理技能士を擁することになりました。

来年も5名~10名程度が受検する予定ですので、全員合格目指して努めていきたいものです。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 未分類 | 金属熱処理技能検定の結果 はコメントを受け付けていません

台風

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
今月は非常に大きな台風が上陸しました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

前回の台風でメタルヒートでは大きな被害はありませんでしたが、一部床面などの浸水があり、休み明けには片付けに時間を割きました。
また、炉の稼動も停止させており、大変なご迷惑をお掛けしてしまったお客さまもありました。
弊社の熱処理設備は電力供給が途切れると停止してしまうため、台風の接近など停電のおそれのある場合は稼動させることができません。熱処理の途中で異常が発生した場合、再処理が不可能で廃棄せざるを得ないような製品も多くあるからです。
自然現象に文句を言っても仕方が無いのですが、台風の上陸にはなるべくご遠慮願いたいものです。

さて、明日(30日)にも再び大型の台風が接近しているとのことです。
被災された方々のご苦労を考えるとこれ以上大きな被害が出ないよう祈るばかりです。
皆様も充分ご注意下さい。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 雑談 | 台風 はコメントを受け付けていません

炉のメンテナンスについて

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
今年は異常な猛暑になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。
設備への負担も大きくなっていますが、今回は真空熱処理炉のメンテナンスについて少しお話します。

メタルヒートでは、毎年盆休みを利用して設備のメンテナンス作業を行っています。
業者に依頼する熱電対の校正や劣化した断熱材の交換などは主に長期連休中に行う事が多いです。
日常点検としては真空ポンプのオイル量のチェック、冷却水の水温のチェック、窒素・アルゴンなどCE設備のチェック、検査機器の試験片による測定などを行っています。
また、週、月単位で炉内や電極部の粉塵の除去など清掃を行います。
これらはごく一部ですが、メタルヒートでは安定した生産体制を維持するため、このように様々なメンテナンス作業を行っています。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 設備関連の話 | 炉のメンテナンスについて はコメントを受け付けていません

金属熱処理技能検定

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
今年は異常な猛暑が続いています。
従業員の体調管理にも設備のメンテナンスにもいつも以上に気をつけていかなければならない状況です。みなさんも体調には充分ご留意下さい。

さて、今年も8月は技能検定の試験があります。
今年もメタルヒートからは、1級2名、2級2名の計4名が受検します。
日頃の勉強の成果を発揮して是非、全員無事合格といきたいものです。

10月ごろには結果をお知らせしますので、お楽しみに。
それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

カテゴリー: 社内の話 | 金属熱処理技能検定 はコメントを受け付けていません