金属熱処理技能検定

今年行われた技能検定の結果が発表され、新たに1級・2級金属熱処理技能士の資格を有する社員が増えました。
私たちがが得意とする真空熱処理は、処理の前後で製品外観(色・形等)の変化がほとんどないのが特徴であり、ご要望の品質要求を満たすためには、決められたルール・プログラムを正確に履行することが必要です。
つまり、専門知識を有した担当者による作業が必要不可欠となるため、金属熱処理技能士という国家資格の取得に力を入れております。各種鋼材や特殊な雰囲気処理を専門とした担当者も在籍していますので、幅広い熱処理のお困りごとにご対応可能です。
試作・単発・大物・号口量産品問わずお気軽にお問合せください。

株式会社メタルヒート / ステンレス・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.sus-heattreatment.jp   TEL:0566-98-2501

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炉内真空雰囲気づくり

今回は当社で保有している真空熱処理炉の炉内雰囲気についてご紹介します。
一般的に工業炉での真空雰囲気とは、大気圧との比較で減圧状態であることをいい、一口に真空雰囲気といっても炉内圧力が大きく異なる場合があります。
例えば、当社で最も使用頻度の高い真空度の設定値は10Pa以下ですが、これは大気圧との比較で約1万分の1以下の圧力です。
当社の保有炉で最高の真空度は1×10^-5Pa台に到達し、大気圧の10億分の1以下になります。
一方、窒素やアルゴンガスといったガスを数Paから数10kPAまで流しながらの処理も承っております。
このように目的の真空雰囲気を作り熱処理を行う為には、実際にはいくつかの事前準備が必要です。また、投入するワークの清浄度にも影響を受けます。
特に高真空雰囲気下での熱処理をご要望の際は、事前にご相談下さい。

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チタン材料の熱処理承ります

ステンレスだけでなく、様々な鋼材の熱処理も承っております。
なかでも最高到達真空度1×10^-4Pa以下の高真空下で、チタンやチタン合金の焼鈍、溶体化処理、時効処理などを得意としています。高真空で処理を行うことにより、酸化皮膜による変色を抑制した処理が可能です。

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磁気焼鈍承ります

磁気焼鈍とは、電磁軟鉄などに対して磁気特性を確保するために行う焼鈍処理のことを言います。
具体的には、SUY、ELCH2などの純鉄系やパーマロイ材などが電磁軟鉄にあたります。
基本的に透磁率は大きく、保持力は小さくすることを目的とします。
メタルヒートでは、超大型真空炉を使用した大物製缶品の磁気焼鈍や連続炉による大量生産を得意としております。
また、磁気焼鈍処理前後の透磁率、保磁力等の測定作業も含めて承っていますので、是非お問合わせ下さい。
※測定できるワークの大きさや仕様に制限がございます。

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夏季休暇にについて

恐れ入りますが、下記期間中に夏季休暇をいただきます。

【夏季休暇】
2024年8月10日~18日

上記期間中のお問い合わせにつきましては
休暇明けより回答させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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梅雨入りと錆対策

あっという間に6月も終わりが近づき、梅雨入りの季節が到来いたしました。この時期は、日本特有の高温多湿の環境故に、製品に錆が発生しやすく、熱処理完成後の製品に対してはより注意する必要がございます。
対策としては、防錆油を塗布する、防錆シートをかぶせる、温度湿度管理された部屋に保管する等が挙げられます。
そもそも、ステンレス鋼自体錆にくい材料ですが、絶対に錆びないわけではありません。熱処理工程の不具合や温度プロファイルを誤るとステンレスは一転して錆びやすい材料へと変貌してしまいます。
どんな季節でも安定した品質が出せるよう、万全の対策を心掛けたいですね。

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オーステナイト系ステンレス鋼の鋭敏化対策

オーステナイト系ステンレス鋼において、鋭敏化をさせないように熱処理を行うことはとても重要です。
鋭敏化は、およそ600℃~800℃の温度域に一定時間さらされることによって生じてしまう現象です。この温度域で製品を保持してしまうと、結晶粒界周辺にクロム炭化物が生成されます。耐食性のきもとなる不動態被膜の生成に重要なクロムが欠乏してしまい、本来の特性を得ることが出来ません。そのため、鋭敏化の生じる温度域をいかに素早く冷却させれるかが重要な要素となっております。
弊社の真空熱処理炉は、加圧冷却機構を備えており鋭敏化温度域を素早く冷却させることが可能です。最大10barの加圧冷却が行えますので、大物製品であっても鋭敏化させずに熱処理が可能です。(最大10barの冷却をご希望の際はお問い合わせ下さい)
・6bar・10bar真空炉
 有効加熱帯:□600mm×1050mm
 耐荷重:600㎏/グロス
・2.8bar真空炉
 有効加熱帯:□1300mm×1650mm
 耐荷重:1.500㎏/グロス

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GW休暇について

恐れ入りますが、下記期間中GW休暇をいただきます。

2024年4月27日~5月5日

上記期間中のお問い合わせにつきましては
休暇明けより回答させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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トレンド案件

前回、ステンレス鋼に施される熱処理についてお話いたしましたが
今回は、最近お問い合わせが多いステンレス鋼への処理について触れたいと思います。
トレンドとしては、以下のご要望・案件になります。
1.水素雰囲気下における焼鈍
2.製缶品における溶接部の応力除去焼鈍
3.QCDの最適化
弊社は、超大型真空炉(有効加熱帯=□1300mm×1650mm)を保有しておりますので、大物製缶品・複雑な形状であっても、特殊治具で姿勢を保ちながら処理を行うことが出来ます。また、中型真空炉を弊社が独自にカスタマイズして、ご要望にお応えできるよう専用化しております。
上記以外の内容でも、柔軟にご対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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ステンレス鋼の熱処理

今回は、ステンレス鋼に施される熱処理の目的についてお話します。
ステンレス鋼といっても、様々な鋼種が存在し、当然ながら各々施すべき最適な熱処理・温度条件は異なります。
その中で、以下4つの処理を目的に応じて実施することで、適切な金属組織・特性を得ることが出来ます。

1.固溶化熱処理  オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304,SUS316など)

当ホームページの固溶化辞典のページで詳しく解説しているので、ご覧下さい。

2.焼入れ焼戻し マルテンサイト系ステンレス鋼(SUS420J2、SUS440Cなど) 炭素工具鋼やダイス鋼と同じように、焼入れによって一定の硬さを得ることができます。 焼戻しの温度で、硬さを調整することも可能です。

3.焼鈍処理 フェライト系ステンレス鋼(SUS430、SUS425など) 加工などによって硬化した部分の軟化、組織の調整を行います。 固溶化熱処理と似ていますが、固溶化熱処理よりも低目の温度域で熱処理を行います。

4.析出硬化処理(時効硬化処理) 析出硬化系ステンレス鋼(SUS630、SUS631など) 析出硬化処理は500~600℃程度の温度域で行う処理で、材料を硬化させます。
マルテンサイト系ステンレス鋼ほどではありませんが、一定の硬さを得ながら、 耐食性も優れているのが特徴です。前処理が必要な場合があるのでご注意下さい。

メタルヒートでは、一般的なステンレス鋼種から鋼材メーカー様・ユーザー様オリジナル鋼種についても熱処理を賜っております。
特殊な条件向けの熱処理設備を保有していますので
例えば、以下のようなお悩みも解決に向けたご提案が可能です。

・試作品の熱処理が必要だがなかなか設備に空きがない。
・特殊な熱処理条件のため、処理が行える設備が限られている。

下記まで、お気軽にお問い合わせください。

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